話題の本を通販で探してる?


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虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
価格: 756円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2
著者の早い死が惜しまれているため、導入部にみられる私小説もどきの勿体つけた語り口に、過大評価されているだけではと思いながら読み始めました。
しかし読み進めると、徐々に世界の秘密が明らかになるプロセス、意外な動機、さらにその先に末二重底の決着のつけ方など、非凡な才能を見せてくれます。
特に自己憐憫な内省描写に逃げずに、きちんと決着をつける終わらせ方に好感が持てます。
もう少し文書がこなれればと思いますが、叶わぬことと思えば、やはり作者の早すぎる死が惜しまれます。
織田信奈の野望 2 (GA文庫)
価格: 641円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3
 前巻はアッと言う間の早いストーリー展開だったので追うだけで精一杯でしたが、今回は美濃・稲葉山城攻略戦のみで1冊。今回の展開のほうがじっくり読めて私的には好きですね。

 まずは、今作のメインゲスト的な新キャラ・竹中半兵衛(♀)はバリバリのロリ属性。前田犬千代(♀)、蜂須賀五右衛門(♀)、ねね(♀)と属性モロかぶりですが、このロリラッシュは作者の趣味の表れか?
 そしてもう一人の新キャラ・浅井長政(♂)が登場しました。少々テンプレなイケメン小悪党キャラですが、信奈を巡っての信晴のライバル(?)として、また腹黒な人物として存在感を発揮しました。今後、本作の鍵
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
価格: 670円 レビュー評価:4.5 レビュー数:121
???同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。

???司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読ま

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
価格: 820円 レビュー評価:5.0 レビュー数:93
難しそうなタイトルだったが、書評に惹かれ少し読んでみよーと読み始めた。 人間と数学の歴史、読み進むうちに数字がとても美しいものに思えて数学なんてわからない私でも興奮した。 もう何年も数式なんて見ることがなかったけど、数式にたくさんのドラマがあったこと、形のない答えを見つけようと人生をかけて追い求めてきたたくさんの人たちに胸をうたれ、読み終えるのが惜しいくらい面白かった。
とある魔術の禁書目録(インデックス)SS〈2〉 (電撃文庫)
価格: 536円 レビュー評価:3.0 レビュー数:7
 平均すると1話10ページ程度の短編集。この分量から見て分かるように、1話1話それ自体に盛り上がりがあるわけではない。上条当麻の知らないところで起きていた、エピソードをいくつかの軸で連ねたものといった感じらしい。
 この軸のうち、明示されているのは「原石」というもの。学園都市で育成されている、人為的に作られた能力者ではなく、自然発生した能力者が原石と呼ばれるらしい。学園都市に対抗すべく繰り広げられる大国の策動と、それに対するカウンター、という感じでまとまっている。
 あと特徴的なのは、御坂パパママとか上条パパママとかが出てくるところ。子供たちが何かやっているだけでなく
坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
価格: 670円 レビュー評価:4.5 レビュー数:20
ロシアの建国史に大幅な頁数をさいている。
幕末から明治期、日清戦争から日露戦争へと続く世界的な動乱の時代、どのように各国の思惑が絡み合って戦争が起きてきたのかが詳細に綴られる。
今まで漠然としていたものがクリアになった。すごい。非常に勉強になる。
主人公3人もそれぞれが際だってきたが、正岡子規がものすごく魅力的。
1度会ってみたかった。
ただ、戦争とは悲惨なものだということを念頭に読み進めたい。
龍の危機、Dr.の襲名 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
価格: 630円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2
いったい何処にいくのだろう?と不安になるが、気づくとちゃんと一本道に誘導されている感じはさすが。
かっこいい氷川先生には惚れ直し、姑とのくだりには思わず涙した。
先生とエビの対面にも満足。こうなると次は清和くんと皇太子の対面も望んでしまうのは人情か。
グローバル(?)な活躍をする真鍋組の今後にも期待。末永く続いてほしいシリーズだと思います。
「朝がつらい」がなくなる本―ぐっすり眠る、すっきり起きる習慣術。 (知的生きかた文庫)
価格: 560円 レビュー評価:5.0 レビュー数:9
 専門のお医者さんの書いた本ですが、読みやすく、実践的な
内容で、実行しやすいです。
 なるほどとおもうことや、ああやっぱりと思うようなことが
多く、医師にいわれるとなるほどとおもってしまいます。
 実行しやすい内容が多く、効果も期待できるとおもいますよ。
とある魔術の禁書目録(インデックス)SS (電撃文庫)
価格: 536円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3
14巻ではなくSSとのことで気軽に読んでしまったら、全然本編でした。初期のほのぼの路線を期待していた人にとっては3分の1ほど当たり。でも残りのテンションは13巻のまま。単純にこの話を本編に入れてしまったら、その分長くなり収まり切らなくなるためにSSにしたのか?という感じで読み進むのが正解かも。
かぐや魔王式! 第6式 (MF文庫J)
価格: 609円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2

「生徒会選挙」、「新キャラの登場」が主題。
内容の展開に関しては良くも悪くもいつもとかわらず。
さすがに生徒会長のときと同じネタをやるのはどうかと思うので星4。
あとは新キャラが肌にあうかどうかですが、このタイミングでこういうキャラを出すのは個人的には合わなかったけれどもありではあると思う。
次巻では生徒会長、もしくは書記がメインと思われるので期待したい。
ご主人さん&メイドさま―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります (電撃文庫)
価格: 599円 レビュー評価:4.0 レビュー数:9
タイトルからしてすでに読者をふるいにかけている感がありますが、
電撃小説大賞受賞作ということなので、こんなタイトルだけど実は本格ミステリーですみたいな仕掛けがあるのかなと期待していたのですが、タイトルまんまの内容でした。
果汁100%って書いてあるけど中身がコーヒーだったらどうしよう、みたいな妄想を抱いた私が愚かでした。

パロディーネタやネット隠語が所せましと並び、そこテストに出るんですか?とたずねたくなるほど突然巨大化する文字など、
正直、自分があまり好きではない要素で構成されている作品だったのですが、それでも不思議と物語の中にひきこまれ
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)
価格: 670円 レビュー評価:4.5 レビュー数:19
『坂の上の雲』第4巻です。やっぱり興味深かったのは、日露戦争における《旅順攻撃》の記述です。無能な指揮官と、無能な参謀による、無能な作戦が、どんどん被害を拡大させて行く描写が圧巻です。これがフィクションではなく、《史実》だったことを思うと、背筋がゾッとします。また、これだけ無能な指揮官と無能な参謀を止めることができなかった、《組織の論理》にも、背筋がゾッとします。また、遠い歴史の話ではなく、現代の日本の状況を思わせる所も、背筋がゾッとします。組織とは何か?人材とは何か?について、深く考えさせられる第4巻でした。