話題の本を通販で探してる?
THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI―究極!!変態仮面 (1) (集英社文庫 あ 63-1) ![]() 価格: 650円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 それは私のお稲荷さんだ(爆)。有名な某イケメン俳優もがお気に入りの漫画に選んだと言う表紙からも見て分かる通りの何とも言えない世界観と突っ込まずにはいられないがもはやタブーな魅力のギャグ漫画。お下品な中にもセンスが光る台詞の数々とあの時代だからこそできたギャグテイストで見る者を悪漢(笑)。素晴らしい程の色気?を放つ変態奥義にも注目(爆)。あなたに脳裏に焼き付いて離れないインパクトを必ず与えてくれるだろう。なお書き下ろしの新巻も発売予定との話だ。 |
警官の血〈下〉 (新潮文庫) ![]() 価格: 660円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 面白かった。上下巻を一気に読み切った。 戦後の混乱期から現代まで、三世代にわたる警官の人生を描いている。戦前の警察から変わったもの、変わらなかったもの。労働争議、学生運動、バブルの時代。警官三代の眼から見たその時々が、特異な形で描かれている。 事件の謎が受け継がれ、深まり、更に新たな事件が起こる。五十年以上もの時間が流れ、終末部に至って、物語の座標軸が幾度も回転する。そのたびに、新たな構図の下に事件が再配置されていく。題材から受ける印象とは違い、極めて考え抜かれた知的な作品である。ミステリーの醍醐味が味わえる。 更なる望みを言えば、登場人物の葛藤 |
忘れられた日本人 (岩波文庫) ![]() 価格: 735円 レビュー評価:4.5 レビュー数:42 「忘れられた日本人」とは、文字によって伝えられることなく語りによって伝えられる日本人と捉えたらよいのであろうか。おそらく宮本氏が全国を歩き話を聴いて廻らなければいずれは忘れられてしまったであろう風俗。語られた内容を文字に表し記録した著者の偉業に心から敬意を表したい。 なかでも深く感銘を受けたのは対馬における「寄りあい」。村で取り決めをおこなう場合には、みんなの納得のいくまで何日でもはなしあう。多数決で決めるような乱暴なことをしない。そのような発想がないことに驚きを禁じ得ない。すばらしい文化ではないか。 |
武士道 (岩波文庫) ![]() 価格: 588円 レビュー評価:4.5 レビュー数:86 後発レビューのため本書のサマリなどはザックリ割愛する。命は何よりも大切にすべきだが、美学哲学をもって生きることも重要である。原文で本書を読んだ欧米人はさぞかし日本人に厳格さと恐れを抱いただろう。歴史を概観して見ると、この“武士道精神”が良いのか悪いのか・・・私にはまだ答えが出ていない。これほどの“諸刃の剣”は他に無い。ともあれ日本人の精神性を学ぶにあたり外せない文献であることに疑いはない。なお同内容他書に比べて本書の訳がベストと考えている。 |
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) ![]() 価格: 620円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 この作品は先にテレビドラマで見て、大体のあらすじはわかっていたのであるが、 最後まで一気に読ませてもらった。 今野敏は、作品の出来不出来が激しいが、この作品は、 山本周五郎賞の名に恥じない作品。 隠蔽捜査シリーズで今野敏のファンになった方は、 名前買いせずに、レビュー等で評判を確かめてから読むことをおすすめする。 |
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悪人(上) (朝日文庫) ![]() 価格: 567円 レビュー評価:4.5 レビュー数:12 なぜ吉田修一さんは「いま」を生きる人たちの心をこんなにもうまく描ける のだろう? この高度情報化社会の中じゃいろんな「意見」やら欲望すべき 「情報」やらが垂れ流されているけど、そんなものに興味も関心も持てないの は「悪い」ことなんだろうか? 馬込光代が登場してから主人公=悪人は自分 が大切にしたいモノコトに(やっと?)気付く。 主人公・清水祐一がそんなにたくさんのことを望んだわけじゃないと思う。 ひとがひととして尊重され、きちんと向き合いあえる関係を望んだだけだと思 う。その素朴な気持ちが裏切られたときに「 |
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どちらかが彼女を殺した (講談社文庫) ![]() 価格: 620円 レビュー評価:4.0 レビュー数:42 本書の特徴としては、巻末に袋とじとして決定打が記載されている点。 そして自分自身推理系はほとんど読まないが・・逆にそれが良かったのか3hで読み切ってしまった・・素直におもしろかった・・トリハダもたちました。 4章までは推理するというよりは?登場人物に感情移入してしまうほどストーリーがうまく書かれています。 5,6章で推理モノに急転するのだが・・それは読まれてからのお楽しみ♪ 俺は5章途中まで「題名はフェイク!?」と思っていました。 犯人の発言・・その粘着力ときたら・・人間の根源は悪だというこ |
好きで好きで好きで (角川ルビー文庫) ![]() 価格: 580円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 先月発売された『成澤教授の最後の恋』を読んで、 この作家さんの描かれる印象的な物語に惹かれて、今回も購入しました。 『好きで好きで好きで』というタイトルを見たとき、 今までにないおもしろい題だなーぐらいにしか思っていませんでした。 けれども、作品を読み進めていくうちに、「好きで好きで好きで」の中に 主人公(もしくは相手の男性)の恋の苦しみと切なさが ぎゅっと凝縮されているのが分かります。 冒頭に記述した『成澤教授の?』と今回の作品を購入すると、 全員サービ |
代表的日本人 (岩波文庫) ![]() 価格: 630円 レビュー評価:4.5 レビュー数:34 後発レビューなので本書のサマリなどはザックリと割愛する。著者はクリスチャンであるにも関わらず五人目に日蓮を題材にしているというバイアスの無さには恐れ入る。さらに私は五人の中でも日蓮に衝撃を受けた。「ヒトには何故“喜怒哀楽”があるのか」をかなり深く考えていた時期に読んだため、日蓮の振舞いにその答えに辿り着くためのヒントを見たからだ。ともあれ英文で日本の偉人を紹介した本書の存在意義は大きい。五人に共通するのは“大志”か? |